2023-01-01から1年間の記事一覧

出雲大社 戦争の文化を持ち込んだ人々(1)

日本には縄文時代に、戦争のない平和な社会が1万4000年もの間続いていたことを検討してきました。しかも縄文時代は、わたしたちが教科書で教えられてきたような、文明が存在しない遅れた未開社会などではありませんでした。 縄文人は、世界最古の土器と奇抜…

出雲大社 縄文文化の影響(2)

前々回のブログでは、1万6500年前に世界最古の土器が造られるようになってから1万4000年もの間続いた縄文時代の遺跡には、戦いの痕跡が見つけられないことを指摘しました。すなわち、縄文人たちは、1万4000年もの長期にわたって戦争をせずにこの日本列島で共…

怨霊になった武田先生

今回のブログは、予定を変更して「おぞましきもの」の第2弾です。 武田邦彦氏の参政党批判が止まりません。連日のようにSNSに、参政党を非難する動画をアップしています。時には理路整然と、時には微笑みを交えながら、繰り返し繰り返し、繰り返し参政党の執…

出雲大社 縄文文化の影響(1)

これまでに出雲大社は、怨霊を手厚く祀れば守護の神に転化して幸いをもたらすという「御霊信仰」が誕生した、日本で最初の聖地であることを検討してきました。 なぜ日本には、世界に類を見ない御霊信仰が誕生したのでしょうか。 その理由を探るために、出雲…

出雲大社 御霊信仰とは(3)

これまでのブログで、以下のことを検討してきました。 ・葦原の中つ国(出雲国)の国譲りは、古事記にあるように平和的に譲られたのではなく、戦いによって国が奪い取られ、国の王であったオオクニヌシは殺されたか自決した。 ・怨みを残して死んだオオクニ…

なぜ保守は、左翼の分断工作に踊らされてしまうのか

昨日(11月13日)、実に嫌なものを観ました。あまりに気味が悪く、そして同時に腹が立ったので、今回のブログは予定を変更して、この「おぞましきもの」について語りたいと思います。 それはお年寄りが二人して、ある政党とその若い党首をこき下ろす内容を、…

出雲大社 御霊信仰とは(2)

旧約聖書には、唯一神ヤハウェに導かれたイスラエルの民が、「約束の地」カナンを征服し、イスラエル王国を建国する過程が記されています。その過程でイスラエルの民は、数々の国との戦いで、神の命令に従って虐殺と略奪をほしいままにしました。敵の兵士は…

出雲大社 御霊信仰とは(1)

前回までのブログで、オオクニヌシノは、古事記で記されるように平和的な国譲りをしたのではなく、高天原との戦いに敗れて国を奪い取られた可能性が高いことを検討しました。オオクニヌシは、納得して葦原の中つ国を明け渡したのではなく、国を奪われた恨み…

出雲大社 国譲りは本当にあったのか(2)

前回のブログでは、古事記をもとに、国譲りの神話を辿りました。その神話によれば、国譲りは極めて平和裡に行われたように描かれています。葦原の中つ国は、戦いよって強引に奪われたのではなく、本当に話し合いによって譲られたのでしょうか。 今回のブログ…

出雲大社 国譲りは本当にあったのか(1)

ロシアが2022年2月24日にウクライナに軍事侵攻したことで始まったウクライナ戦争は、1年半以上が過ぎてもいっこうに収束する気配がありません。10月7日には、パレスチナの武装組織ハマスが、イスラエルに大規模なテロ攻撃をしかけました。イスラエル側も激し…

出雲大社に行ってきました

10月7日から11日までの5日間、遅い夏休みをとって島根県を旅行してきました。旅の目的は、島根県に点在する古式ゆかしい神社を巡ることです。なかでもその中心は、日出ずる伊勢神宮と対比される、日没するところにある出雲大社です。 神宮と言えば伊勢神宮を…

XBBワクチンはなぜ危険なのか(2)

2023年のノーベル生理学・医学賞に、新型コロナワクチンの基礎となる技術を発見したバイオ医薬品企業「ビオンテック」のカタリン・カリコ顧問と、ペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン教授が選ばれました。わたしは今回の受賞が、ノーベル生理学・医学…

XBBワクチンはなぜ危険なのか(1)

9月20日から、ついに7回目のmRNAワクチンの接種が始まりました。世界中のどこでも行われていない国民全体を対象にした臨床実験が、日本では未だに続けられています。さすがに接種する人は減っていますが、ワクチン推進派は新型コロナ感染症の後遺症の怖さを…

肺炎にならないためにワクチンが必要だったのか(2)

新型コロナ肺炎になったわたしが、自分の経験を通じて、mRNAワクチン接種が本当に必要であるのかを改めて考えています。 前回のブログでは、もし、わたしが今年の5月8日からのワクチン接種に参加していれば、8月3日に発症した新型コロナ感染症で、肺炎を併…

肺炎にならないためにワクチンが必要だったのか(1)

わたしはこれまで、新型コロナ感染症に対するmRNAワクチンの危険性を、このブログで重ねて指摘してきました。当然わたしは自身は、mRNAワクチンは一度も接種していません。 そのわたしが新型コロナに感染し、しかも肺炎になってしまったのですから、当然次…

新型コロナ肺炎の後遺症は(2)

前回のブログでは、わたしが経験した新型コロナ肺炎の後遺症について述べました。今回のブログでも、引き続き後遺症のその後について、述べておきたいと思います。 糖化ヘモグロビン(HbA1c)値が上昇 新型コロナ肺炎が、血中の酸素飽和度が低下する「中等…

新型コロナ肺炎の後遺症は(1)

8月3日に全身倦怠感と38.9度の発熱で発症した新型コロナ感染症は、その後肺炎を併発し、2週間の入院治療を要することになりました。一時期血中の酸素飽和度が低下して「中等症Ⅱ」まで病態が悪化しましたが、適切な治療を受けることによって改善し、8月24日に…

新型コロナ肺炎で入院しました(2)

前回のブログで、わたし自身が新型コロナに感染したこと、しかもそれだけでは済まずに、入院治療が必要になってしまったことを書きました。 今回のブログでは、入院後の経過について報告させていただきます。 入院後も病状が悪化 発熱と全身倦怠感、頭痛と食…

新型コロナ肺炎で入院しました(1)

先週急遽ブログを休ませていただきましたが、その理由は、わたしが新型コロナ感染症にかかり、体調が悪くなってしまったからです。それだけでは済まず、熱が下がらずに、ついには肺炎になって入院治療を受けることになってしまいました。 実は今も入院治療中…

急病のため、ブログを休ませていただきます

急病のため、急遽ブログの掲載を休ませていただきます。 元気になり次第再開しますので、またよろしくお願いいたします。

日本人はなぜ自立できないのか(9)

前々回のブログで、日本人が自立できない理由として、教育の問題を取り上げました。 問題の一つは、受験教育のあり方です。日本の教育で優秀とされるのは、教師が正しいと判断している正解と同じ結論に、できるだけ早く、しかも間違いがなく到達できる生徒で…

井上尚弥選手、4階級制覇おめでとう!

去る7月25日に、WBC、WBO世界スーパーバンタム級世界王者タイトルマッチが行われ、挑戦者の井上尚弥選手が、スティーブン・フルトン選手を8ラウンドTKOで破って新チャンピオンなりました。 井上尚弥選手は、昨年の12月13日にポール・バトラー選手を破り、ア…

日本人はなぜ自立できないのか(8)

これまでのブログで述べてきたように、岸田政権は、アメリカの要求を唯々諾々と受け入れ、日本国民の健康を危険に晒し、日本の国益を損なう政策を次々に実行してきました。それはワクチン政策であり、アメリカからの武器購入であり、ウクライナ戦争への援助…

超過死亡数が過去最高を更新しているのはなぜか(5)

大相撲夏場所が名古屋で開催され、連日熱戦が繰り広げられています。テレビ中継を観て気づくことは、観客の皆さんの多くがマスクをしなくなっていることです。マスクをしているのは、ざっと1~2割と言ったところでしょうか。新型コロナ感染症への過剰な恐怖…

日本人はなぜ自立できないのか(7)

これまでのブログで、日本人がなぜ自立できないのかについて検討してきました。 日本人が自立できない根源には、日本国が自立していない現実があります。日本は、台湾の統一のためには武力侵攻も辞さないと公言している中国、核保有国となり今年に入ってミサ…

鎌倉に行ってきました

6月の22日から24日まで横浜で開催された、日本精神神経学会の学術総会に参加しました。学会の後に少し足を伸ばして、鎌倉を旅してきました。 鎌倉と言えば、昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で脚光を浴びたこともあって、多くの観光客が訪れていました。特…

日本人はなぜ自立できないのか(6)

女性や子どもの安全を脅かすだけでなく、日本の伝統や文化を破壊する可能性を秘めたLGBT理解増進法が、6月16日に国会で成立しました。一部の保守派議員からの反対を押し切ってまでこの法案の成立に固執した岸田首相は、岩盤保守層からの支持を一気に失うこと…

日本人はなぜ自立できないのか(5)

岸田首相が今年の2月6日に、今国会で成立するよう茂木幹事長に指示したことで始ったLGBT理解増進法案は、一部の自民党議員の反対を押し切って、国会に提出されました。国会では吊されたまま廃案になるだろうという楽観的な予想を覆し、5月9日に萩生田政調会…

日本人はなぜ自立できないのか(4)

前回のブログでは、日本の国柄を破壊しかねないLGBT理解増進法案を、なぜ自民党が国会に提出したのかという問題について、自民党を一つの村社会に例えて検討しました。 岸田首相は、いわば自民党村の村長さんです。広島サミットは、岸田村長さんにとって一世…

日本人はなぜ自立できないのか(3)

前回のブログでは、政府自民党は、ワクチン行政にしろ、ウクライナ戦争への対応にしろ、LGBT理解増進法にしろ、たとえその内容が国民の健康を害し、国の財政を悪化させ、日本の国柄を破壊するものであったとしても、ただただアメリカの意向に従うことしかで…