ポリコレはなぜ危険なのか 神話の崩壊(2)

ポリコレは、社会的正義を実現するために、弱者やマイノリティに対する差別や偏見、およびそれに立脚した表現や制度までが是正されなければならないとする政治的な運動です。今回のブログでは、一見正しいようにみえるこの運動が、実は社会に深刻な影響を与…

ポリコレはなぜ危険なのか 神話の崩壊(1)

最近、ポリコレという言葉をよく耳にするようになりました。ポリコレとはポリティカル・コレクトネス(political correctness)の略称で、差別・偏見をなくす目的で1980年代のアメリカ合衆国で始まった、政治的な観点から正しい用語を使うことを目指す運動で…

いじめはなぜなくならないのか いじめをする人たちの特徴

前回のブログでは、山田広報官へのバッシングは、野党議員にとっては管内閣を貶めるための、一般の人々にとっては緊急事態宣言によって鬱積していた欲求不満を解消させるための、集団によるいじめである可能性を検討しました。 今回のブログでは、森会長や山…

いじめはなぜなくならないのか 山田広報官の辞任

オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長(当時)へのバッシングに続いて、またもいじめの見本になるような事例が発生しました。それが、山田真貴子内閣広報官へのバッシングです。 女性の地位向上を叫んで森会長をバッシングした人たちは、今度はな…

いじめはなぜなくならないのか 森会長へのバッシング(3)

前回のブログでは、オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長(当時)が、世界中からバッシングを受けるようになった経緯を振り返り、いじめの構造との類似点を検討しました。 まず朝日新聞が森会長の発言を切り取り、女性蔑視というレッテルを貼って…

いじめはなぜなくならないのか 森会長へのバッシング(2)

前回のブログでは、オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長(当時)が、日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議会で行ったあいさつに、本当に女性蔑視発言があったのかを検討しました。 今回のブログでは、このあいさつが世界中からバッシングを…

いじめはなぜなくならないのか 森会長へのバッシング(1)

「女性蔑視的な発言」をしてマスコミや一部の識者やアスリート、そしてネット民からの総攻撃を受けて、2月12日に東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞任しました。 森会長の発言が本当に女性蔑視なのかは別として、森会長へのバッシ…

人はなぜ死にたくなるのか うつ病の自殺(4)

前回までのブログで、うつ病の発症者は、良い人として生きられなくなって自分の生き方そのものを喪失し、生きるための意欲を失って、生きることに絶望している人たちであることを検討しました。そして、絶望しか見えなくなった状況で生じるのが自殺企図であ…

人はなぜ死にたくなるのか うつ病の自殺(3)

前回のブログでは、うつ病の病前性格を有する人たちは、社会のルールを尊重し、自分よりも他者に配慮をし、何事にも手を抜かずに一生懸命になるという「教義」を創り上げた人たちであることを指摘しました。そして、実際にうつ病を発症する人は、この教義を…

人はなぜ死にたくなるのか うつ病の自殺(2)

前回のブログでは、うつ病の精神病理について検討しました。うつ病は、秩序を愛したり他者への配慮を欠かさない人が、良い人でいられなくなるような状況に直面した際に、自分の生き方を維持できなくなって発症します。つまり、うつ病は、自分の生き方を喪失…

人はなぜ死にたくなるのか うつ病の自殺(1)

前回までのブログでは、死の欲動について、幼少期の親子関係に遡って検討しました。そして、死の欲動が生まれて増強される過程を、青年期までの対人関係という側面から分析しました。 今回からのブログでは、壮年期の自殺について検討したいと思います。壮年…

人はなぜ死にたくなるのか 死の欲動(4)

前回のブログでは、反抗期なのに反抗できない子どもたちの、対人不信感について検討しました。 反抗期のみられない子どもたちが、反発するなら世話しないぞ、さらには見捨ててしまうぞと匂わされて育った経験を遡ると、乳幼児期に「一切の理由なく、無条件に…

人はなぜ死にたくなるのか 死の欲動(3)

前回のブログでは、反抗期に生じる問題について検討しました。 人間は、文化で決められた規範を与えられて、社会の中で生きるルールを身につけてゆきます。しかし、その規範は人間が本来持っている性質ではないため、規範を与える際には強制力が伴います。規…

人はなぜ死にたくなるのか 死の欲動(2)

前回のブログでは、人を自傷や自殺へと誘う死の欲動を、文化への敵意という観点から検討しました。 人間は、文化を持つことによって、自然の脅威から守られて生活して行くことが可能になりました。その一方で、文化からの規制によって、広範な領域における欲…

人はなぜ死にたくなるのか 死の欲動(1)

前回のブログでは、フロイトが提唱した「死の本能」は存在しないのではないかという点について検討しました。では、人が自らを傷つけたり自殺を行ったりするのはどうしてでしょうか。その原因は、人には死へと向けられた欲動が存在するからではないかと考え…

人はなぜ死にたくなるのか 死の本能(2)

前回のブログでは、人はなぜ死にたくなるのかという問題を検討するにあたって、フロイトの「死の本能」という概念を取り上げました。 この概念は、精神分析の後継者たちにとって、容易には受け入れがたいものでした。メラニー・クラインのように、フロイトの…

人はなぜ死にたくなるのか 死の本能(1)

今年に入って、有名な芸能人が相次いで自殺したことが報道され、多くの人に衝撃を与えました。また、新型コロナウィルス感染症による自粛生活や経済活動の停滞からか、日本全体でも自殺者が増加しています。警察庁の仮統計によれば、今年に自ら命を絶った人…

日本を貶めようとする人々 まとめ(2)

前回のブログでは、日本を貶めようとする人たちの心理を、乳幼児期の成育歴まで遡って検討しました。 これはあくまで仮説ですが、日本を貶めようとする人たちは、エリクソンのいう基本的信頼感や基本的不信感が獲得されていないと考えられます。そのため、誰…

日本を貶めようとする人々 まとめ(1)

前回のブログに対して、「うめ」さんから、 橋下氏が杉田水脈議員の発言(切り取りですが)について批判があったとき、あまりの罵りかたにドン引きしたことがあります。杉田氏の愛国的な活動について何か、心の闇の部分に触れるものがあったのでしょうか。子…

日本を貶めようとする人々 総理を蔑んで喜ぶ人たち(4)

前回のブログでは、安倍前総理を蔑む人たちの心理として、「バカが総理大臣になった」と非難することで、自らが安倍総理をバカと呼べるほど優秀であることを暗に主張しているという側面を取り上げました。そして、そこには自らが総理の上に立つ優越感と、総…

日本を貶めようとする人々 総理を蔑んで喜ぶ人たち(3)

前回のブログで、安倍総理(当時)を一貫して罵倒し続ける適菜収氏は、実は保守主義者を標榜しており、「保守思想の根幹にあるのは愛であり、『人間を愛せ』ということです。大地に根差したものを愛するのが、反イデオロギーたる保守の本質」だと主張してい…

日本を貶めようとする人々 総理を蔑んで喜ぶ人たち(2)

前回のブログで、総理を蔑んで喜ぶ人たちの例として、適菜収氏の『もう、きみには頼まない 安倍晋三への退場勧告』を取り上げました。その中で適菜氏は、安倍総理に対して、「バカが総理大臣になった」「安倍晋三がやったことをひとことで言えば、国家の破壊…

日本を貶めようとする人々 総理を蔑んで喜ぶ人たち(1)

「日本を貶めようとする人々」というテーマの最後に、日本の総理を蔑んで喜ぶ人たちを取り上げてみたいと思います。 彼らの目的は、総理の間違いを指摘して日本を正しい方向に導くことにはありません。なぜなら、彼らは常に総理を攻撃し、総理のやることなす…

祖国を貶める人々 憲法九条の信奉者(3)

前回のブログでは、憲法九条を宗教のように信奉する平和主義者は、現実の世界情勢を理解できず、日本を誤った方向に導く可能性があることに言及しました。そして、ヨーロッパでは第一次世界大戦後に跋扈した平和主義者によって、ヒトラーの台頭と躍進が後押…

祖国を貶める人々 憲法九条の信奉者(2)

前回のブログで、憲法九条を信奉する人たちは、憲法九条が存在することで日本の平和が護られると本気で信じているという特異な現象をみてきました。 その背景には、日本人が戦争を放棄して平和主義を宣言すれば、外国はそれを尊重して日本を攻めることはない…

祖国を貶める人々 憲法九条の信奉者(1)

前回までのブログでは、共産主義という究極の理想を掲げる人々が、現実の社会では独裁者を信奉し、その独裁者が大量の人民を虐殺しているという共産主義国の矛盾を指摘しました。日本では、共産主義を信奉する人々が、日本の伝統、文化、制度を否定し、日本…

祖国を貶める人々 共産主義の信奉者(3)

前回までのブログでは、共産主義を掲げる国の人々が、独裁者を信奉し、支える理由について検討しました。 今回のブログでは、自由主義国家である日本において、共産主義を信奉する人々が存在する理由を検討したいと思います。 そこには、反米と反日という二…

祖国を貶める人々 共産主義の信奉者(2)

前回のブログで、共産主義を掲げる国家では、例外なく独裁者が存在し、しかも独裁者となった指導者が、自国民を大量に虐殺している事実を指摘しました。 それにもかかわらず、現在でも共産主義を信奉している人々が存在します。今回のブログでは、なぜこのよ…

祖国を貶める人々 共産主義の信奉者(1)

前回のブログで、慰安婦問題の端緒となった吉田清治氏や総理退任後の鳩山由紀夫氏は、幼少期の全能性を復活させて行動し、現実が見えなくなっていたことを指摘しました。そして、そのために「人類のすべての差別に反対」したり、「世界の平和を実現する」と…

祖国を貶める人々 鳩山由紀夫(2)

鳩山氏は総理になって、アメリカから毎年提出される年次改革要望書を廃止しました。そして在日米軍再編問題では、沖縄の普天間基地について「最低でも県外に移設する」と言って物議をかもしました。これらは鳩山氏が、アメリカからの自立を図ろうとする試み…