2022-01-01から1年間の記事一覧

わたしたちはなぜ、マスクを外すことができないのか(3)

前回のブログで、わたしたちが、屋外でもマスクを外すことができない理由を検討しました。 欧米諸国とは異なり、日本ではマスクの着用は、法律によって義務づけられているわけではありません。罰則もないのに、人びとが自らの意志で、マスクを着用しなければ…

わたしたちはなぜ、マスクを外すことができないのか(2)

前回のブログで、欧米諸国ではマスク着用の義務化が撤廃され、人びとがマスクから解放されているのに対して、日本では屋外でさえマスクをする人がほとんどであることを指摘しました。 日本でも5月20日に、後藤厚労大臣が、屋外では周囲との距離が十分とれな…

わたしたちはなぜ、マスクを外すことができないのか(1)

新型コロナ感染症のパンデミックも峠を越え、世界の国々の多くは、行動制限を緩和する「ウィズ・コロナ政策」に舵を切っています。それと共に、人びとはマスクを外し、従来の生活に戻りつつあります。日本でも、今後は同様の政策が採られていくでしょう。 し…

なぜブースター接種は、今すぐ打ち止めにすべきなのか(8)

これまでのブログで、mRNAワクチンには長期的には感染予防効果も、致死率を下げる効果もないことを検証してきました。そのため、現在行われているワクチン接種は即刻中止するべきであり、新型コロナ感染症は感染症法上の5類に格下げして、どこの病院でも診…

なぜブースター接種は、今すぐ打ち止めにすべきなのか(7)

これまでのブログで、mRNAワクチンが、長期的には新型コロナ感染症を却って増加させていること、高齢者のコロナ死を減らす一方で他疾患の死亡者を増加させるため、結果的には超過死亡数を増加させていることを検討してきました。つまり、今やmRNAワクチン…

なぜブースター接種は、今すぐ打ち止めにすべきなのか(6)

前回のブログでは、mRNAワクチンが日本社会から死亡者を減少させているのかを、超過死亡数を使って検討しました。 超過死亡数は、例年に比べてどれだけ死亡者が増えているのかを現す指標です。それによれば、日本で新型コロナ感染症が最初に発生した2020年…

なぜブースター接種は、今すぐ打ち止めにすべきなのか(5)

前回のブログでは、mRNAワクチンには非常に高い有効性があると謳われているのに、現実にはなぜ感染爆発を防げないのか、そして3ヶ月から半年といった短い期間で、頻回に接種を繰り返さなければならいのかを検討しました。 そこには、接種後2週間は却って感…

なぜブースター接種は、今すぐ打ち止めにすべきなのか(4)

前回のブログでは、韓国で感染爆発が起こった理由について検討しました。 韓国では新型コロナに対して感染対策が徹底され、感染者が極力抑えられてきたため、これまでに国民が新型コロナウィルスに暴露される機会が少なく、自然な感染を経験することで得られ…

なぜブースター接種は、今すぐ打ち止めにすべきなのか(3)

前回のブログでは、ブースター接種が進んでいる国で、オミクロン株の感染の再拡大が起こっている理由について検討しました。その理由として挙げられるのが、ブースター接種に使われているワクチンが武漢株をもとに作られていることです。加えて、ワクチン接…

なぜブースター接種は、今すぐ打ち止めにすべきなのか(2)

前回のブログでは、ブースター接種が進んでいる国で感染の再拡大が始まっており、特に韓国では感染爆発が加速していることを指摘しました。その一方で、ブースター接種が遅れている国々では、皮肉にもオミクロン株の感染は終息に向かっています。 日本政府や…

なぜブースター接種は、今すぐ打ち止めにすべきなのか(1)

以前のブログでも指摘したように、集団免疫が達成されている日本では、ブースター接種は必要がないとわたしは考えています。mRNAワクチンは免疫力が一時的には非常に高まるものの、制御性T細胞の働きによって半年後には効果が消失し、それは自然免疫の抑制…

mRNAワクチンを子どもに接種してもいいのか(4)

前回のブログでは、厚労省の「ワクチンで注射するmRNAは短期間で分解されていきます」という見解が、正しくない可能性について検討しました。mRNAは1ヶ月以上体内に存在し、脾臓、骨髄、肝臓、副腎、卵巣に蓄積されるという情報があります。そして、mRNAが…

mRNAワクチンを子どもに接種してもいいのか(3)

前回のブログでは、新型コロナウィルス感染後に亡くなった、基礎疾患をもたない10代の症例を取り上げました。その原因は新型コロナ感染症自体にはなく、2回の接種を終えたmRNAワクチンの副反応にある可能性を検討しました。そして、ワクチン接種による重症…

mRNAワクチンを子どもに接種してもいいのか(2)

前回のブログでは、新型コロナ感染症では重症化リスクが低く、直接死亡者が出ていない子どもに対して、mRNAワクチンを接種する危険性について検討しました。 その危険とは、10代ではワクチン接種後に少なくとも4人の死亡者が出ていること、110人もの重篤な…

mRNAワクチンを子どもに接種してもいいのか(1)

これまでのブログでは、新聞やテレビで報道されないワクチンのさまざまな副反応について述べてきました。ワクチン接種後に1,431人(2月4日時点では1,475人)もの死亡者が出ていること、疾患としては虚血性心疾患や出血性脳卒中などの血管が傷害される疾患が…

mRNAワクチンの副反応は問題にしなくてもいいのか(6)

前回のブログでは、mRNAワクチンが社会全体へ与える影響を考えるために、超過死亡という概念を用いて検討を行いました。それによれば、日本で新型コロナ感染症が発症した2020年1月から2021年10月までの超過死亡数は9,278人だったのに対して、ワクチン接種が…

mRNAワクチンの副反応は問題にしなくてもいいのか(5)

前回のブログでは、日本のオミクロン株の急速な拡大が、mRNAワクチン接種の副反応によってもたらされた可能性について検討しました。 メチル基が化学修飾された長寿命のmRNAによって、ワクチン接種後には多量のスパイクタンパク質が体内で作られ続けます。…

mRNAワクチンの副反応は問題にしなくてもいいのか(4)

オミクロン株が猛威をふるっています。日本での新規感染者数(正確にはPCR陽性者数)が8万人を超え、2月3日にはついに10万人を突破しました。 マスコミは連日感染者数の急増をトップニュースに挙げて、危機感を煽る報道を続けています。そして、オミクロン株…

mRNAワクチンの副反応は問題にしなくてもいいのか(3)

wakutinnnio オミクロン株の感染者が、日本でも急増しています。それに伴って、PCR検査のさらなる拡充や、ワクチンのブースター接種の前倒し、さらには12歳未満の子どもへの接種までを声高に叫ぶ人たちが増えてきました。彼らは、オミクロン株の感染者数(実…

mRNAワクチンの副反応は問題にしなくてもいいのか(2)

前回のブログでは、ワクチン接種が始まった令和3年2月17日から12月17日までの間に、ワクチン接種後に亡くなった人の数が1,431人(ファイザー1,365人、モデルナ65人、アストラゼネカ1人)にのぼることを取り上げました。この死亡例に対して、第 74 回厚生科学…

mRNAワクチンの副反応は問題にしなくてもいいのか(1)

前回までのブログでは、mRNAワクチンの効果について検討してきました。接種した当初は体液性免疫と細胞性免疫が飛躍的に向上するものの、制御性T細胞の働きによってこれら免疫に加えて自然免疫までが抑制されるため、3ヶ月から6ヶ月で却って感染を招きやす…

日本にブースター接種は必要か(6)

前回のブログでは、mRNAワクチンでは分解されにくい長寿命のmRNAに作り替えられており、ヒトの細胞内でスパイクタンパクが長期間作られ続けていることを指摘しました。長期間作られるスパイクタンパクに対して多量の抗体が産生され、その結果mRNAワクチン…

日本にブースター接種は必要か(5)

前回のブログでは、mRNAワクチンの細胞性免疫について検討しました。mRNAワクチンは、肩の筋肉に注射された後、肩だけでなく、脾臓、骨髄、肝臓、副腎、卵巣にも蓄積されることが分かってきました。そして、mRNAが入ってスパイクタンパクを作る細胞は、細…