沖縄は琉球特別自治区になってしまうのか(3)

前回のブログでは、沖縄での市民運動は、「米軍基地反対」「日米安保反対」といった自らの思想を主張することが目的であること、さらに同じ考えを持つ市民運動家が集まって国家や米軍に立ち向かうという構図には、社会を改革しようというヒロイズム的要素が…

沖縄は琉球特別自治区になってしまうのか(2)

前回のブログでは、基地移設反対運動を繰り広げている人々は、何を目指して移設反対を訴えているのかを検討しました。まず挙げられるのが沖縄の自然を守ることですが、自然破壊は何も基地建設に限ったことではないため、主な理由とは考えられませんでした。 …

沖縄は琉球特別自治区になってしまうのか(1)

去る1月25日に、普天間基地の辺野古移設への賛否を問う県民投票が、全41市町村で実施される見通しになったと報道されました。移設に賛成、反対の2択しかなことに宜野湾市などの5市が反発していたのですが、「どちらでもない」を加えた3択に修正されたため…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(12)

前回のブログで、日本が後ろめたさを感じる対象とは、自らのアイデンティティーを立て直すために朝鮮を併合し、そのことによって朝鮮の人々の自尊心を奪ったことなのだと指摘しました。 日本はこの後ろめたさのために、併合時代に朝鮮の教育を充実させ、イン…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(11)

前回のブログでは、今後さらに悪化するであろう日韓関係について、その原因と対処法について考えてきました。 今回のブログでも、その続きを検討してみたいと思います。 謝罪されれば満足するのか 前回のブログで、母親を非難し続け、自らの人生を嘆く女性の…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(10)

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、支持率の低下を受けて、いよいよ反日の姿勢を顕わにしてきました。文政権のもと、今後の日韓関係はどうなっていくのでしょうか。そして、反日の姿勢をとり続ける韓国に対して、日本はどのように対応したらいいのでしょう…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(9)

前回のブログでは、現在日韓の間で起こっている、いわゆる徴用工問題、従軍慰安婦問題、そして韓国海軍による自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射事件について検討しました。これらの問題は、現在の韓国社会では内的自己が前面に出ているために、現実検討…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(8)

この一連のブログを書いている間にも、また日韓で新たな問題が起こりました。それは、韓国海軍が起こした、自衛隊機への火器管制レーダー照射事件です。この明らかな問題行為に抗議した日本に対して、なんと韓国外務省は日本に謝罪を要求するという事態に発…

2019年もよろしくお願いします

明けましておめでとうございます。🎍 昨年はフクロウの精神分析を読んでいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、このブログも丸一年間続けることができました。 昨年一年間で投稿したブログは、120本になりました。1本がだいたい原稿用紙1…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(7)

前回のブログでは、日本の併合により朝鮮が外的自己と内的自己に分裂したことを指摘しました。さらに、日本文化に従属しながら朝鮮の近代化を目指す人々と、日本帝国に反旗を翻して自らの自尊心を守ろうとする人々に分裂したことを検討しました。併合の前後…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(6)

前回のブログでは、独立のために戦った歴史を持たない韓国は、「日本が無理やり植民地化をして搾取したために本来の発展が妨げられていたが、この弊害が取り除かれた後は、自らの力で近代化して独立を果たした国家である」という建国の神話を創り上げたこと…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(5)

前回のブログでは、韓国は併合された日本文化の優等生であり、独立する際に日本と戦った歴史を持たないことを指摘しました。そのため、日本に併合された当時の独立運動家である安重根(アン・ジュングン)や姜 宇奎(カン・ウギュ)を独立の英雄としなければ…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(4)

前回のブログでは、朝鮮および韓国が従属する文化の優等生であることを目指すあまり、独自の文化を築いてこなかった点について述べました。今回のブログでは、従属する文化の優等生であるがゆえに、独立のための戦いをしなかったという歴史について検討して…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(3)

前回までのブログでは、朝鮮の人々は中華思想による冊封体制や大日本帝国の中での優等生であり、戦後の韓国は、日本型経済の優等生であり、アメリカ型経済の優等生であったことを述べてきました。そして、グローバルスタンダートの優等生として、サムスンや…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(2)

前回のブログでは、朝鮮の人々が中国の柵方体制の中で優等生を目指すことによって、自尊心を保っていることを検討しました。そして、日本に併合されていた時代、漢江の奇跡と呼ばれた経済発展の時代、さらにサムスンなどの世界的企業が誕生した時代にも、そ…

韓国はなぜ繰り返し賠償を求めてくるのか(1)

去る10月30日、韓国大法院(最高裁)が日本にとって衝撃的な判決を下しました。戦時中、日本企業で働いていた韓国人労働者が日本企業を訴えた件で、労働者の主張を認め、日本企業に賠償命令を下しました。この問題は、1965年の日韓請求権協定で完全に決着し…

憲法九条の改正はなぜ必要なのか(5)

前回のブログでは、憲法九条に対する態度を、4つの立場に分類して説明しました。今回のブログでは、こうした立場を踏まえながら、憲法九条の改正がなぜ必要なのかを検討してみたいと思います。 憲法九条に対する4つの立場 前回のブログで憲法に対する態度…

憲法九条の改正はなぜ必要なのか(4)

これまでのブログでは、憲法九条を実際に実行し、一切の軍備を保持せずに戦争を永久に放棄した場合の危険性について検討してきました。もし憲法九条を遵守すれば、チベット民族やウイグル民族が危険に晒されているように、日本民族が浄化され、消滅させられ…

憲法九条の改正はなぜ必要なのか(3)

前回のブログでは、平和憲法が日本人の誇りにならない理由として、一切の戦力を保持せず、戦争を放棄するという憲法を持つ国が、実は世界有数の軍事力を保有しているという理想と現実とのギャップが存在していることを挙げました。さらに平和憲法の理念を実…

憲法九条の改正はなぜ必要なのか(2)

前回のブログでは、日本の若者の自己肯定感の低さについて、戦後にGHQが画策したWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)にまで遡って検討しました。そこでは、WGIPに影響を受けた日教組による教育や朝日新聞を代表とするマスコミによる報道…

憲法九条の改正はなぜ必要なのか(1)

安倍首相が自民党総裁選挙で勝利し、3年間の続投が決まりました。安倍首相は、秋の臨時国会に自民党の改憲案を提出する意向を明らかにしており、いよいよ憲法改正に向けた議論が本格的に始まります。この議論の中心となるのは、憲法九条は改正すべきなのかと…

オウム真理教とは何だったのか(7)

前回のブログでは、麻原彰晃が起こさせた地下鉄サリン事件と、西郷隆盛が倒幕の口実とするために、江戸で赤報隊によって起こさせた事件を比較しました。なぜこのような大胆な比較を行ったかと言えば、麻原と西郷がともに内的自己を代表する人物だからです。 …

オウム真理教とは何だったのか(6)

修行中に起こった信者の死亡を隠蔽したオウム教団は、殺人をポアであると正当化しました。その後オウムは、本人ためのポアであると正当化しながら、麻原の意の向くままに殺人を繰り返しました。この殺人行為は次第にエスカレートして大規模にになり、ついに…

オウム真理教とは何だったのか(5)

前回のブログで、オウム真理教は内的自己を代表する教団であり、教義の根幹にアメリカに対する被害的な思想を有していることを検討しました。この思想は、やがて外部に対する攻撃的な行動へと結びついて行きます。 今回のブログでは、オウム真理教が地下鉄サ…

オウム真理教とは何だったのか(4)

前回のブログでは、オウム教団が殺人集団になって行く過程を、自閉的な共同体の特徴という側面から検討しました。 今回のブログでは、オウム教団が地下鉄サリン事件で、なぜ日本政府に対して攻撃を仕掛けたのかを、オウム真理教が海外進出したことも含めて検…

オウム真理教とは何だったのか(3)

前回のブログでは、麻原彰晃が盲学校時代の体験をもとに、絶対的な支配者となって、自分の思い通りにできるオウム教団という王国を築き上げた経緯を概観してきました。 今回は、オウム真理教という麻原の王国が、なぜ凶悪な犯罪を次々と起こすに至ったのかを…

オウム真理教とは何だったのか(2)

前回のブログでは、オウム真理教が誕生した時代背景と、オウム真理教がなぜ若者を惹きつけたのかを、わたし自身の体験も交えて述べました。 今回のブログでは、オウム真理教が宗教集団でありながら狂暴化していく過程を概観してみたいと思います。 松本智津…

オウム真理教とは何だったのか(1)

去る7月6日に麻原彰晃こと松本智津夫はじめオウム真理教の7人の幹部が、7月26日には残された6人の幹部の死刑が執行されました。これほどの人数の死刑が一気に執行されたことが初めてだったこともあり、多くのマスコミで一斉に報道されました。その報道の…

朝日新聞はなぜ国益に反する報道を続けるのか(6)

前回のブログでは、朝日新聞は内的自己を代表する報道機関であることを指摘しました。そのため朝日新聞は、反米を心に秘め、アメリカと対立する共産主義を支持し、親中国の立場を鮮明にして行きました。 そして、次に朝日新聞は、対米追従を続ける外的自己に…

朝日新聞はなぜ国益に反する報道を続けるのか(5)

前回のブログでは、戦後の外的自己と内的自己の変化について述べました。太平洋戦争で壊滅的な敗戦を経験し、さらに6年8ヶ月もの占領を受けたため、日本はあからさまに反米を主張することができなくなりました。外的自己である親米政府が政権を担当し、対米…